犬と私 08 犬と仲良くなるには
娘が小さい時、人見知りが激しく、馴染める相手は限られていました。
どんな相手なら馴染めるのかな?
と思って観察をしていると、ある特徴が見えてきました。
簡単に言うと「控えめな人が好き」
娘が自分のタイミングで近づくまで、挨拶もそこそこに知らん顔をしてくれている人。
そういう人となら、娘は時間とともに馴染み、会話もできていました。
この特徴は犬が相手でも、当てはまることが多いのではないでしょうか?
突然「可愛い!」と大きな声を出したり、
バタバタと犬の正面から近づいたり、
触ろうとしたり、実際に触ったり。
これでは犬でなくても、びっくりしますね。
来客が苦手です、というお悩み相談で訪問させてもらった時。
早々に吠え止んだり、犬から私に近づく様子を見て、飼い主さんから驚かれることがあります。
そうなる理由は実は簡単で、見ない、触ろうとしない、距離をこちらから詰めないからです。
私は和やかに飼い主さんとお話をさせてもらって、その様子を犬に観察してもらいます。
この人、大丈夫かな?
ちょっと興味を持ってくれたら、こっそり足元をにおいに来てくれます。
その時に動かないことが大切です。
ドキドキしながらにおいに来てくれている所に、突然動いて驚かせないということですね。
犬と仲良くなりたければ、まずは何もしない、この人がいても悪いことは起こらない…から始めます。
その次に、この人がいると楽しいこと、嬉しいことがあるなと思ってもらえたら、あとは時間とともに仲良くなれるはずです。
余談ですが、鼻を使うスポーツのノーズワークをレッスンで行うようになってから、私が訪問すると歓迎してくれるレベルが急上昇しています。
犬にとって鼻を使うこと、その結果得られる達成感は、とても楽しい体験なのでしょうね。
10年近い長い付き合いのワンちゃんも、これまであっさりとした態度でのお出迎えでしたが、ノーズワークを始めてからは飛びつくほどの歓迎ぶりです。
犬に好かれるなんて、トレーナー冥利に尽きますから、私もますますノーズワークが好きになっています。
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