犬の制止方法を見習う〜犬と私599〜
犬が興奮して吠えている時、なかなか制止の声は届きませんね。
そこでついつい、オヤツをチラつかせたりして、気を逸らしていませんか?
その場はおさまるかもしれませんが、繰り返されることで、吠えや興奮はどんどん激しく、頻度も増えてきます。
なぜなら、オヤツをもらって褒められたのと同じだからです。
吠えたら→オヤツが出てきていますものね😅
では、どうするか?という時に、犬同士のボディランゲージを見習うとカットオフシグナルがあります。
興奮している2頭の間に、仲裁役がすっと入ります。
そのまま通り過ぎることもあれば、2頭の間に立ちはだかるようにして、ただ静かに立っていることもあります。
この静かなサインで興奮していた2頭は、すっと落ち着き、それぞれが別の方向へと離れることもあるのです。
ポイントは仲裁役の犬は吠えていない、威圧的でない、落ち着いていることです。
ここは私たち人も真似できるポイントですね。
落ち着かせたい時ほど、無言で、穏やかで、リラックスして接する方がいいと分かります。
コラ!と大声を出しながら、威圧的に感情的になって止めるのは、逆効果です。
吠えている対象と犬の間に人が無言で立つことで、カットオフシグナルを使えます。
これも、困った時にだけ立つのではなく、普段、何でもない時にも犬の前に立っておくことが下ごしらえとして必要です。
困った時の対処法だけを知って実践していても、根本的な解決にならなかったり、途中から効果が無くなる、嫌がられるようになることがあるからです。
普段の暮らしの中での、下ごしらえ。
ここのお話は明日に続きます。