犬と私 14 葵の鑑札を返しました
犬が亡くなった場合、保健所に死亡届けを提出し、鑑札を返還します。
手続きは一瞬で終わりますし、今回で３回目ですが、それでも気が重いのは同じです。
毎回、自分の気持ちを奮い立たせて、保健所に行きます。
人の場合も同じなのかは分かりませんが、１回目も２回目も、事務的でとてもあっさりした対応でした。
それが悪い訳ではないのですが、気持ちは余計に沈んでしまいます。
幸い今回はそこまで事務的ではなく、お心遣いを感じられたので救われた気持ちでした。
当たり前ですが、死亡届けを出すと、翌年から狂犬病予防接種のお知らせハガキが届かなくなります。
毎年来ていたものが来なくなるのは、改めてもういないことを実感させられるようで、切なくなります。
別れの悲しみは時が経っても無くならず、ふと日常の中に現れるものですね。
たとえ胸がチクっとしても、それだけじゃない、楽しかった思い出を忘れない為にも、その時々の感情を否定せずに感じていきたいなと思います。
リング、ミント、ネロ…歴代の子たちが眠る合同墓地にある名札です。
葵も同じ場所で眠っています。
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