方向転換をする時はどちら回り?〜犬と私230〜
お散歩で方向転換をするときに
リードの引っ張り合いになっていませんか?
綱引きの要領で、リードは人が引けば引くほど
犬も引っ張り返してバランスを取ろうとします。
リードに頼らないお散歩
リードは安全のためにある
どんなにお散歩上手で、うちの子は勝手に
どこにも行かないと飼い主さんに自信がある
場合でも、リードの装着は安全のために必要です。
絶対はないので、うちの子のためであり
周りのためでもあります。
では、リードをぐいぐい引き合いながら
手や腕が疲れる〜というお散歩になっている方はいませんか?
それでは物理的に犬の身体と飼い主さんの身体
双方に負担がかかるだけでなく、
お散歩をお互いにリラックスして楽しむことができませんね。
リードはついているけれど、ノーリードのような
感覚で歩くことを目標に持っていただけると良いと思います。
そのためにはリードの取り扱い方だけでなく
声のかけ方、飼い主さんのボディランゲージなど
リード以外でのコミュニケーションも重要になってきます。
今日はその中でも、1つのボディランゲージを
見てみたいと思います。
方向転換したい時の回り方
進行方向に犬連れの方が見えたので道を変えよう…など、
Uターンしたい時に、皆さんはどちらに回りますか?
![](https://tanpopo-dogschool.com/wp-content/uploads/2021/07/3C1EC9F0-FA84-4920-9CB8-97DFE314510C-300x300.png)
この図では左に向かって歩いている時に
Uターンをする場合、右回りの赤い矢印と
左回りの紫の矢印の2パターンが描かれています。
皆さんはどちらで回りますか?
どちらで回ってもついてきてくれるのが
1番ですが、何かが気になってその場を
離れられない時には紫の左回りをおすすめします。
要は犬の前を遮るように歩いて回っている
ということですので、図とは違って
ワンちゃんが飼い主さんの右側にいる場合は
右回りをして遮るように歩く形になります。
犬が見ているものを遮る動きは
カットオフシグナルと言われ
犬同士でも使われていますので
犬にとっては理解しやすい動きです。
今見ているもの、今している行動から
意識を逸らして、中断してほしい時に
使える動きです。
実際に何かに執着している時ではなく
何もない時についてきてくれるかな?
と犬のいる側から回ってみてくださいね。
ついて来てくれたら、たくさん声をかけて
褒めてそのまま歩いていきましょう。
たくさん練習しておくと、本当について来て
ほしい時にも上手くいきやすいですよ。