マダニに気をつけよう〜犬と私231〜
ノミ、マダニの予防は昔と違って
1年中必要というのが常識になりましたが
犬は予防をしていても、人がうっかり
肌の露出があったりしていませんか?
暑い時期は素足にサンダルや、半ズボンも
履きたい気持ちになりますが、お散歩で
公園や芝生、コンクリートの道路でも
犬のにおい嗅ぎに付き合って草むらに近づく
ことを考えたら、下は長ズボン、靴下、
スニーカーなど肌が隠れる格好が必須です。
病気だけじゃなかった!一生を左右するアレルギー
A型、O型の人は特に気をつけましょう
コロナ禍で室内を避けて、キャンプや
アウトドアをする方が増えていることもあり
マダニに咬まれてしまう方も増えているようです。
人が亡くなることもあるウイルス(SFTS)も
媒介するマダニですから十分に気をつけたいのですが、
それだけでなく、なんと牛肉アレルギーの原因にもなるそうです。
マダニの唾液にアレルギーを引き起こす成分が
含まれていて、そのアレルギーになると
牛肉、豚肉、カレイの卵、セツキシマブという
抗がん剤にもアレルギー反応を起こすようになります。
牛肉が食べられないと、牛脂が含まれるような
ラーメンや加工食品も食べられない可能性がある訳で…
マダニに咬まれることで、その後の食生活まで
大きく影響してくるとは、私も知りませんでした。
なお、このアレルギーになって、牛肉と豚肉が
食べられなくなるのは、血液型がA型とO型の
人だけのようで、我が家は全員アウトでした。
詳しくは島根大学の千貫祐子先生の
皮膚科セミナーの資料をご覧ください。
もし犬や飼い主さんがマダニに咬まれてしまったら…
病院で対処してもらうことをオススメします。
頭が皮膚の中に潜り込んで咬みついていますので
無理に引っ張っても、体が千切れて頭だけ
残ってしまったりします。
マダニを簡単に除去できる器具もありますが
その後の処置や投薬の必要性を診てもらう
為にも病院が安心ですね。
気をつけていても、気づかないうちに
咬まれてしまいやすいマダニですから
改めて怖いなと思いました。
正しい知識を持って、お散歩を楽しんでくださいね!