子犬を迎えた方に伝えたいベスト3〜犬と私254〜
今日は子犬を迎えて間もない方と
お話しをしていて、飼い主さんが
え!?知らなかった!となることがある
お話をご紹介します。
子犬を迎えた方に知っておいてほしい3つのこと
ベスト3のご紹介です。
第3位
【子犬の食事の回数は1日3回です!】
いやいや、当たり前でしょ…
と思う方の声も聞こえてきそうですが
レッスンにお伺いする子犬ちゃんの
3割くらいは1日2食で暮らしています。
これは、迎えた先のペットショップや
ブリーダーさんからの指示によって
2食になっていますので
飼い主さんが悪い訳ではありません。
しかし、生後2ヶ月や3ヶ月の子犬が2食では
食事のたびに大騒ぎで、あっという間に食べて
しまうでしょうし、お腹が空いて鳴くこともあるでしょう。
お腹が空くあまり、食糞をしたり
食べ物ではないものを飲み込んだり
食べ物への執着が強くなって、守る問題が
出やすくなる可能性も考えられます。
成長期に必要な栄養が不足して痩せていたり、
骨や筋肉が十分に作られない心配もあります。
ではいつから2食でいいの?
の答えはだいたい、生後5〜6ヶ月くらいの
歯の生え変わり時期を目安にしていただければと思います。
子犬の食事の回数は、身体の大きさや
その子の一度に食べられる量によっても
変わってきますので、中には1日4食必要な子もいます。
第2位
【ワクチンが全部終わっていなくても、
抱っこでお散歩から社会化をはじめましょう】
混合ワクチンが3回終わって2週間経ってから
初めて外に出るという子犬ちゃんがいます。
そうなると、生後5ヶ月になっていることも。
その時期は、すでにいろいろなことに好奇心
いっぱいで慣れやすい社会化期が終わって
警戒心が増してきている時期にあたります。
怖がりやすい時期に初めてのお散歩デビュー
ではなく、慣れやすい時期から外の刺激や
お散歩にまつわることを練習していきたいです。
お家に迎えて、新しい家族に少し慣れてきた頃から
抱っこでお散歩に出たり
家の中でリードをつけて過ごす練習をしたり
お庭で遊んでみたり。
いろいろな足場にも慣れてほしいので
土、草、コンクリート、グレーチング
マンホール、鉄板など
お散歩でありそうな地面を想定して
練習するのもいいですね。
練習といっても、無理に歩かせることは
しなくて大丈夫です。(無理は逆効果)
慣れてほしいものがある環境で
楽しく一緒に過ごすことが1番です。
お昼ご飯の分のフードを持って、
抱っこ散歩もおすすめです。
車が見えた!
バイクが通った!
カラスが鳴いた!
いろいろなものを目にしながら、
もぐもぐ※ランチタイム。
人間社会にあるものを一つ一つ紹介するのが
飼い主さんの役目です。
※今は暑いので早朝モーニングでお願いします。
第1位
【しつけは叱らなくていい】
このブログを読んでいただいている方には
お馴染みの言葉ですが、まだまだ
しつけ=叱ること
と考えておられる方が多いです。
子犬の時期はトイレの失敗も多いですし
甘噛みも日に日に激しく痛くなってきますし
イタズラもどんどん被害が大きくなる…
子犬から成犬なるまでに
犬として成長することで出てくる行動の多くが
人にはうれしくないものです。
噛む、吠える、破壊する…
どれも叱りたくなることばかりで
ついついコラ!と言ったり、罰を与えたり。
叱りたくなるお気持ちは分かりますが
叱って良くなることはありません。
良くなったように見えても
根本的な解決になっておらず
別の問題が後から出てきたり
何より飼い主さんとの関係に悪影響です。
叱らない=甘やかして何でも自由にさせてあげる
わがまま放題とは、また違いますので
その辺りはトレーナーさんにご相談ください。
迎える前から学んでおけば良かった!
子犬の時から習っておけば良かった!
というのは、よく飼い主さんが言われる言葉です。
動物病院やトリミングサロンに
定期的に通うのと同じように
ドッグスクールにも継続して通って
いただきたいと思います。
獣医さん、トリマーさん、トレーナーさんの
3つのプロからのフォローにより
安心して楽しく犬育てができるはずです。
今日のお話は、周りに子犬を迎えたよ!
という方がおられましたら
シェアしていただけるとうれしいです。