犬の為なら変われる〜犬と私253〜

犬の為なら変われる〜犬と私253〜

犬のしつけは難しい。

飼い主さんがそう感じる時、

何が原因で関係が上手くいっていないのか?

問題が拗れる理由はどこにあるのか?

をトレーナーとしてよく考えます。

 

犬との良い関係づくりは、

難しいようで難しくない。

というのが私の見解です。

しつけの難しさはどこにある?

問題の原因は自分にあったことが受け入れられるかどうか。

しつけは方法が難しいのではなく、

犬に対する考え方を変えられるか?に

大きく左右されていて、それが人によっては

難しいのではないかな?と思います。

 

関係が上手くいっていない時は、

何らかの原因があるわけです。

 

人は本心を変えられないと、

行動を変えて継続するのは難しいはずです。

 

その考え方を変えるというのが

過去の自分を否定したり、

責められているように感じて

抵抗があるのではないでしょうか?

 

私もしつけやトレーニングの方法は

昔と全く変わっています。

 

新しい情報を入れて、学び続けると

奥深い楽しい世界があるのですが

それを知ると同時に、至らなかった過去の

自分を思い返してチクチク胸が痛みます。

 

これが辛くて変わることを選択せずに

自分が変わらないで済むような情報

ばかりを集めて、変わらないで良い理由に

したくなる気持ち。

これは、犬のことに限らず、誰しもがありますね。

 

私も犬のことでは変われましたが

変わった方が良いと分かっていても

なかなか継続できないあれこれは

たくさんありますので耳が痛いです。

 

自分だけに関わることであれば、

変わらないでいた結果を受け入れるのも自分…

ですから、

それも選択として良いのかもしれませんが

犬に対しては、それで良いと済ましたくはないですね。

 

最新の犬にまつわる研究について分かる本を

読むことだけでも、実は犬との良い関係を

つくるための答えは出ています。

 

細かい方法はいろいろありますが、

根本的な考えとして必要なことは

もう十分に分かっているのですね。

 

犬は上下関係を気にしていませんから

飼い主さんより上に立とうという考えは持っていません。

だから力関係で戦う必要はありません。

 

犬と飼い主さんの関係は、人の親子関係と

同じように考えて、親である飼い主さんが

人間社会のルールを教えてあげなければ

犬は分からないので、犬らしく振る舞い

それが時に問題行動と呼ばれます。

 

人からすると問題行動ですが、

犬からすると問題ではなく

理由があってその行動をしています。

 

種の違う人と犬が一緒に暮らすのですから

片方だけが変わることを求められるのは

フェアではありません。

 

ここは犬に表現の方法を変えてもらう、

ここは人が環境を変えて問題をなくしていく

など、折り合いをつけながらお互いにとっての

良い加減の暮らしを見つけていくのがしつけです。

 

その折り合いの付け方に、

罰や叱責は必要ありませんね。

 

新しい情報を仕入れるのに、今ならこの本がオススメです。

 

ランキングに参加しています。
犬にやさしいしつけが広まるように、応援よろしくお願いします。
(下のバナーを押して、ページが変われば完了しています)

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村