気持ちを考える〜犬と私270〜
「やめて!」
最近2歳の下の子が、お兄ちゃんに
よく大声で言っている言葉です。
擁護しておくと…
お兄ちゃんがいつも何か悪いことを
している訳ではないのですが。
お兄ちゃんが構うときに(可愛がりたいようで)
邪魔されたくない下の子は
激しく「や・め・て!」と言っています。
酷い時には叩く真似までしますので
お兄ちゃんには相当イライラしている?!
でも仲良しな兄弟です。
これが、私やお姉ちゃんにはありません。
その違いがどこにあるのか?を観察していると
見えてきたものがありました。
気持ちの尊重
下の子に合わせて、意図を汲んであげながら
関わるのがお姉ちゃんや親ですが
お兄ちゃんはちょっと自分本意…
気持ちのままに相手のタイミングを気にせずに
関わっていることが分かりました。
これって、ついつい構ってしまう
可愛いうちの子相手にもしがちですよね。
ゆっくり休んでいるのに
その姿が可愛くて触ってしまう。
抱っこされたくないタイミングで
抱っこされてしまうことが多い。
(ちょっと逃げてみるけれど、捕まってしまう)
いつもベッタリ甘えたいタイプではない
猫のような気ままな感じや
人と距離をとりたいタイプな場合。
そのような子は特に
こちらが可愛がりたいだけで構うのではなく
タイミングを少し気をつけてあげた方が良さそうですね。
私が好きな時に可愛がりたいから犬を飼った。
私が癒やされたいから犬を迎えた。
この言葉を聞くと悲しくなります。
もちろん、可愛がりたい気持ちも分かりますし
癒されることも経験として知っています。
しかしそれは、人側だけの都合で行われるべきことではありませんね。
犬も喜ぶ可愛がり方。
お互いに楽しく過ごせる方法を
模索していくなかで
癒されようと思わなくても
自然と癒されているものです。
気持ちが通うからこそ
深い繋がりとなり
お互いにかけがえのない存在になれますね。