お散歩中の興奮〜犬と私341〜

お散歩中の興奮〜犬と私341〜

お散歩中に、音や目にした刺激に対して

過剰に反応してしまう…

突進や吠えが止まらないお悩みは多いです。

 

止めさそうと叱ったり、人も慌ててしまうと

もちろん逆効果になります。

 

その子にとって安心できる距離を対象から

取ることができれば、突進や吠えも止まります。

 

理想は離れるよ!という飼い主さんの誘導で

はーい!とついてきてくれること。

 

これができるなら、悩まないよーと

声が聞こえてきそうです。

 

そう、これが簡単なようで難しくて

無理矢理引きずって離れてしまう形になったり

その場でなんとか抑えようとするので

精一杯になります。

 

すでに突進している、吠えてしまっている。

そのような興奮状態から離れてもらうためには

いろいろ対策を持っておきたいのですが

そうなる前に介入できれば

意外とスムーズに離れてくれるものです。

 

ポイントはボディランゲージです。

何かを感じたら犬のボディランゲージにも

変化が現れます。

 

あ!大好きなあの子だ♪

あの人、なんだか怪しい…

大きなトラック、怖いな。

あれなんだろう?

 

目にする、耳にする、そして鼻で感じる

様々な刺激に反応して

犬のボディランゲージも目まぐるしく変化しています。

 

人に吠えてしまう場合であれば、

飼い主さんも周りの人を気にしながら歩いて

早く対応しやすいと思いますが

突進する相手が猫であったりすると

人より先に犬が気付くこともありますね。

 

そうなると、ここに猫がいたんだ!と

気付く時には犬はすでに大興奮中であったりします。

 

そうなってからでは、気持ちの切り替えが

難しいので、できればもっと早い段階で

人も分かって対応したいです。

 

そのために見ていくのがボディランゲージです。

犬が何かに注意を向けると

その一点を見つめたり

さっきまで右へ左へにおい嗅ぎに忙しかったのに

急にまっすぐ早足で歩き出す

耳がピンと立って後ろに引き気味になる

口元に力が入る

前傾姿勢になる

しっぽの位置や振り方に変化が出る

舌をぺろっと出して、鼻や口周りを舐める

などのカーミングシグナルが出る

 

このようなサインがたくさん出ていますので

それを見つけたら、何か猫でもいるのかな?

何か音を気にし始めたかな?

などと、推測して早めに対応することができます。

 

そうすると、パニック的な興奮をせずに

やり過ごせますので、その繰り返しが

苦手だった刺激に対して

大丈夫や平気になってくることに繋がります。

 

そもそもある程度落ち着いていないと

対象を犬がしっかり観察することもできません。

 

見たりにおいを嗅いだり

自分に特に何も起こらなかった…大丈夫なんだ

という学習が、相手を見て大興奮になっている

うちはできません。

 

最初は相手との距離が長く必要かもしれませんが

後から距離を縮めることは可能ですから

まずは遠くても相手を冷静に見送れる

距離まで離れてやり過ごす。

 

そうして、やり過ごせた自信と

経験を積ませてあげたいですね。

 

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