お散歩は横につけて歩かないといけない?〜犬と私418〜
犬のお散歩をイメージすると、人に合わせて、人の横で歩いてくれるもの。
もしくは、人の横につかせないといけないもの。
そんな風に思われる方が多いようです。
しかし、お散歩デビューしたばかりの子犬は、お外にまだ慣れていなくて歩かないかもしれませんし、若い犬はあちこち興味が移って、四方八方に動くものです。
安全のために、横についてくれることは必要な時にできるように教えてあげたいですが、いつもいつもぴったり横について歩くことを求めなくても良いなと思います。
犬のためのお散歩ですから、におい嗅ぎを楽しんだり、興味を惹かれたものに寄って行ったり…
飼い主さんは危なくないよう見てあげたり、リードが張って苦しいまま進まなくて済むように、リードさばきの練習をしたりと、忙しいのですが、人も慣れてくると自然に一緒に歩けるものです。
犬が走りたがるのですが、走ってはダメですよね?と聞かれることもありますが、一緒に走っていいですよ🙆♀️
若い犬は走りたいですし、シニアの子も走れるなら少し走って全身運動!血の巡りも良くなるものです。
私も昔は犬を横につけて、前に行かせないようにお散歩をしていたことがあります。
その子と暮らす途中で、いろいろな学びからお散歩の方法を変えて、安全の範囲では自由に楽しんで歩いてもらうように、リードを緩めるようになりました。
もしその子が私の横について歩くことの方が良いのなら、リードを緩めても横について歩いたと思います。
しかし、今までできなかった分を取り戻すかのように、におい嗅ぎをして、自分のペースで歩く様子が見られましたので、お散歩でやりたかったのはこっちだったのだな…と思ったものです。
このようなお散歩に切り替わってしばらくすると、落ち着いてきて、リードの範囲で自由にしながらも、こちらを見てくれたり、一緒に行き先を決めるようなコミュニケーションを取りながらのお散歩を楽しめるようになりました。
まさに、人と一緒にお散歩して、目につく花が綺麗だねと立ち止まって眺めたり、今日はこっちの道に行ってみよう!と相談して行き先を決めるような、コミュニケーションが犬とのお散歩でも感じられました。
これこそ、一緒に楽しむお散歩です。
うちの子は何がしたいのか?
横について歩けるようにもなってほしいけど、今はそれどころじゃない。
まだ外に慣れていない時期かもしれないなど、よくよく犬を観察して、してあげられることや教えるタイミングなどもはかっていきたいです。
まずはこうじゃなきゃダメ!に縛られないことが、楽しいお散歩への一歩だと思います。