オヤツは用意しない〜犬と私560〜

オヤツは用意しない〜犬と私560〜

しつけやトレーニングの練習をしようかな。

外出するので、今からハウスに入ってもらおうかな。

など、これから犬に対して何か合図の言葉をかける前に、オヤツを準備していませんか?

戸棚からオヤツを出してくる。

オヤツが入っている袋やタッパーを開ける。

なんなら、オヤツを手に持つ⁉️

このような合図の声かけをする前の動作は、犬にとって強烈なオヤツが出る合図になっています。

この繰り返しで、犬はオヤツがある時とない時の区別をすぐに学習して、オヤツがある時の合図には反応する…となります。

これがよく言われる、オヤツがないと言うことを聞かない状態を作り出します。

ためしに、いつもできるオスワリを何気ない時に急に言ってみてください。もちろんオヤツには触らずです。

いつものようにオスワリをしてくれましたか?

してくれたのであれば、オヤツは関係なくオスワリの合図を理解しています。

してくれなかった、してくれたけど時間がかかった、という方は、意識してオヤツを触る前に合図を出す練習をしてみてください。

上手にできてから、よし!OK!いいこ!など正解の合図を出して、その後に、ようやくオヤツを準備する流れです。

この繰り返しで、飼い主さんがオヤツを準備したり手に持っていなくても、後から出してきてくれると分かりますので、オヤツの有無で区別をすることもなくなります。

オススメは、犬が暮らしているスペースの何箇所かの高いところに、オヤツを準備しておくことです(オヤツが入った袋やタッパーを置いておく)

そうすると、部屋の中でどこで合図を出しても、すぐに近くのオヤツを取りに行けますね。

はじめての動作を教える時にはオヤツを手に持って教えることも多いと思いますが、早い段階でオヤツは後出しに変える…オヤツの準備はしないで合図を出す流れにしてみてください。

ちなみに、マテの練習も食べ物を目の前に置いてのマテ(おあずけ)より、オヤツがない状態で、オスワリやフセでマテの時間を延ばしたり、飼い主さんが離れても待つことができるように練習されると、実生活で役立ちますよ。

 

 

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