徹底的に向き合う〜犬と私573〜
今日は熱中症警戒アラートが出た香川県。いよいよ本格的に暑くなってきました。
日中は暑くてお散歩も出られない。お家にいる時間が長くなってしまい、退屈している、元気を持て余しているようで、問題行動が増えているというお悩みが届きます。
できていたこともできなくなったり、悪化したりしているという声も。
では一緒に練習してみましょう!といざ対面すると、最近できなくなったと思っていたことが、すんなりできたりして、忘れていなかったんだ!と驚かれることもあります。
以前、練習をしてある程度できるようになっていたことを、完全に忘れるというのはほとんど経験がありません。
今してくれない、なんらかの理由があると思うのですが、単純に最近練習をしていなかった(笑)パターンがダントツで多いです。
練習が減ると、犬の良い行動に注目することが減りますので、自ずと困る行動の方がフォーカスされます。
すると、飼い主さんに注目される人が困る行動の方が、犬にとってはご褒美がたくさん出るので、どんどん困る行動が増えてしまいます。
加えて、うちの子と向き合って過ごす時間が減っている、もしくは、そもそも足りていない(その子が満足できていない)パターンも多いです。
特に子犬や若い犬は、元気ですから遊んでほしい、甘えたい、こっちを見て!の要求は強いです。
小さな子どもも、見て見て!こっち来て!抱っこ!どこにも行っちゃだめ!僕のことをして!と激しく主張します(どこかで聞いたセリフ…)
犬も同じなので、うちの子が満足するまで、何を差し置いても、徹底的に向き合うことが必要な時期はあります。
忙しいし、やらないといけないことがたくさん待っていても、今していることを少し手を止めて、短時間でも集中して犬と向き合う。
落ち着いてもらうためにマテを教える云々よりも先に大切なことですね。