心身を委ねる気持ちになれるかな?〜犬と私429〜
子犬のお散歩デビューの前に、お家で首輪やハーネス、リードに慣れる練習をしておくといいように、
動物病院やトリミングサロンに行く前に、お家で練習しておくことをオススメします。(すでに行った後でも練習の継続は大切です)
いきなりお家でシャンプーしてみる、とかではなく、飼い主さんがシャワーをしている音を聞かせたり、見せたり。
飼い主さんがドライヤーで髪の毛を乾かすときに、犬から見える位置で行う…など、簡単なことからで大丈夫です。
“慣れてもらう”ということは、不安や警戒とは反対の、安心やリラックスでいてほしいわけです。
非日常から日常の中にあるものとして、特別視しないように捉えてほしいのです。
その為には、小さな刺激(音が小さい、動きが小さい、距離が遠い)から始めて、少しずつ刺激を大きくしていきます。
もちろん、美味しいオヤツを食べながら、ルンルンで練習できるといいですね。
どんどん慣れてきたら、より実際の状況に近づけた練習もしていきましょう。
場所やそこにいる人に慣れるために、動物病院やトリミングサロンに行って、オヤツを食べて帰ってくるだけの練習もできます。
実際に犬が経験することを想定して、お家で診察台の代わりのテーブルに乗る練習や、その上で聴診器を当てる真似事もできます。
背中の皮をつまんで注射器でプスっとの真似事はできますし、春のフィラリアの検査に向けて、今から採血の練習もしておきたいです。
抱っこされ慣れておく、保定されるとリラックスして身を任せてくれる…この点も重要です。
飼い主さんの抱っこで、犬が頑張れる!というのはとても強いです。何か犬にとって不安な状況でも、飼い主さんの存在で乗り越えられるということですから…
それができるには、特別なこれ!をするとできますよ…というわけではなく、毎日の暮らしの積み重ねで、信用や愛着が育っていきます。
魔法のような方法はないですが、地道な日々の積み重ねは、確実に育っていくのですね。
育つものが良いものであるように、良い働きかけ(安心、嬉しい、楽しい、美味しい、落ち着く…)を提供していきましょう!