シニア犬と楽しく暮らす〜犬と私646〜
シニア期に入ると、少しずつ身体の中も見た目も老化が出てきます。
寝てばかりになったり、お散歩に行きたがらなくなったり。
気温の変動、気圧の変化、お出かけ、通院、シャンプーなど、いつもとは違うことやちょっとした変化に体調も左右されやすくなります。
お留守番ができなくなったり、よく鳴くようになったり、トイレの失敗が増えたりと、まるで子犬に戻ったかのように、細やかなお世話を必要とすることも多いです。
長く闘病、介護が続くこともあります。
できていたことができなくなるのを悲しまず、今の穏やかな時間を楽しんでいきたいですね。
シニアになっても鼻を使う機会は積極的に作ってあげてください。
鼻を使うこと=脳を使っていますので、良い刺激にもなります。
鼻を使うと満足して深く眠れますので、痴呆の症状で昼夜逆転気味の子には、ぜひ寝る直前に鼻を使って食べ物を探す遊びを取り入れてみてくださいね。
嗅覚を使うノーズワークも、みんな大好きです。
いつもは寝てばかりの子の顔付きがシャン!として、足取りも軽やかに。
そんな様子もよく見られるのがノーズワークです。ぜひ若い時からはじめて、シニアになってもずっと楽しんでもらいたいです。
シニアのワンちゃんと、日々の穏やかな暮らしを楽しむ。
うちの子が大好きな人やお友達にも遊びにきてもらって、時々は良い刺激のプレゼントも。
お散歩もゆっくりペースを合わせてあげて、長く歩くことよりも、外を楽しむことを目的に。
これまでがあるからこそ通じ合える。その関係を大切に、一緒に過ごす時間を楽しみたいですね。