接触に鈍感になる〜犬と私676〜

接触に鈍感になる〜犬と私676〜

人懐っこく寄ってきてくれて、ヨシヨシとどこを撫でてもニコニコ気にしない子もいれば、手を伸ばすと後退り、一定の距離を保って近づいてこない子もいます。

ヨシヨシさせてくれていても、触る場所によっては振り返って手を見たりと気になる様子の子も。

身体に触れられること、人との距離感は、犬によって様々です。

この距離感が少しでも近づき、触られることにも鈍感になるように育てていくことが、お互いの幸せに繋がります。

どこを触っても特に気にしないよ、という子はまず日々のお手入れがとてもしやすいです(お互いにストレスが少なくて済みます)

お散歩後の足拭き、ブラッシング、歯磨き、首輪やハーネスのつけ外しなど、毎日、犬の敏感な部位に触る必要があります。

その度に追いかけ回していたり、格闘になっていては、問題は悪化していきます。

出会う人にも可愛がってもらいやすく、お出かけも楽しくなりますので、まずは飼い主さんとの距離が近づき、触られることを気にしないでいてくれるように練習していきましょう。

最初は何かを食べながら、触る練習で大丈夫です。慣れてきたら、少し触ってからオヤツをあげる、と後出しにします。

少しずつ触る時間を延ばして、たとえば足拭きなら

  1. 食べながら四つ足を拭く
  2. 1本拭いたら、オヤツを1つ(全部で4つのオヤツ)
  3. 2本拭いたら、オヤツを1つ(全部で2つのオヤツ)
  4. 全部拭いてから、オヤツ(全部で1つのオヤツ)

というようにステップアップしていきます。

毎日することなので、コツコツ練習していけるかと思います。

ぜひ格闘することなく、身体に触れる作業やその練習をお願いします。

 

 

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