トイレは柔軟に〜犬と私694〜
お散歩では排泄をさせないようにした方がいいのでしょうか?という質問を受けることがあります。
お住いの自治体によっては、お散歩の前にお家でトイレを済ませてから出かけましょう、と推奨されているところもありますが、本来の犬の習性を考えると、お散歩中こそ排泄をしたいのではないかな?と思います。
トイレをどこでしてもらうか?に対する答えは、どこでもできるようにしておくのが良さそう💡です。
室内トイレ、お庭、いつものお散歩コース、初めての場所、家以外の場所でもトイレシートでできる、はたまた、マナーバンドやオムツもつけることができる。
ここまで柔軟にできていれば、どこに行っても安心です。
また、トイレに関しては合図の言葉を決めていて、その声かけによりトイレができるようになっておくととても助かります。
たとえば、お出かけ前に済ませてもらう時、長時間のお出かけでここでトイレをしておいて欲しい時。
さらには、声かけでトイレをしてくれるなら、してほしくない場所で排泄する可能性も下げることができます。
犬の成長に合わせて、好みや習慣が変わるように、トイレをする場所や仕方も変わっていくものです。
トイレの回数自体も、子犬のうちは頻回→成犬は減って→シニア期にはまた頻回になるなど、変化がありますね。
介護が必要になって、毎回外に連れ出すのも大変な場合は、室内やお庭でトイレをしてくれると助かります。
また、犬は元気でも、高熱などで寝込んでしまった飼い主さんが、トイレのために犬を外に連れて行ってあげないと・・・と無理をしないといけないのもキツイものです。
そんなときは、今日はお庭で許してね、室内トイレでお願いね、が通じると本当に助かります。
台風などお天気に合わせても対応できますので、やはりどこでもできる状態を維持しておくことが良さそうです。
トイレのしつけも叱らずできます。トイレのしつけを今からする(やり直すという場合も)子どものオムツ外しと同じ要領で、時間を見て連れて行ってあげることから始めましょう。
排泄を始めたら、決まった声かけ(シーシー、ワンツー、トイレ)もして、合図を覚えてもらいましょう。
成功したときは、とびっきりのご褒美のオヤツと誉め言葉を!
お散歩中でも、同じように声かけをして、ご褒美をあげていきます。
昨日の記事とも重複しますが、トイレのしつけは振り出しに戻りやすいものです。
できるようになっても、その状態を維持するために、声かけやご褒美は続けていきましょうね。