犬と人のストレスマネジメント～犬と私743～
犬はにおいを嗅ぐことによって、人の感情を読み取ることができます。
実はさり気なく飼い主さんの近くに行って、においチェックをしているワンちゃんの姿はよく見られます。
一瞬の出来事なので、嗅がれている飼い主さんは気づいていないことも多いのですが、何かあると飼い主さんのにおいもチェックして、目の前の状況判断に活かしているようです。
飼い主さんが不穏な空気を出していたら、犬も不安や警戒心が高まる可能性が大！です。
だからこそ、飼い主さんには肝っ玉母さんのようにどーんとして笑っていてほしいと思います。
犬種やその子の性格により差はありますが、人がストレスを多く抱えている状態が続くと、犬も影響されて同じようにストレスを抱えます。
（人の毛髪からコルチゾール（ストレスホルモン）の値を調べることで、慢性的にストレスを受けているかが分かります。犬の場合も被毛で同じように測定できます）
飼い主さんが泣いていると、犬が慰めるように寄り添ってくれる。
飼い主さんが落ち込んでいると、犬もなんだか元気がない。
このような話は昔からたくさん言われてきましたが、近年の研究結果を見ても、犬は本当に人の心が分かり、感情豊かな動物であると言えます。
うちの子のためにも、ご自身のためにも、ストレスと上手く付き合っていく術を身につけたいですね。
