元気なシニア犬を目指して~犬と私770~
当スクールでは、シニア犬にこそ、脳トレや筋力維持に役立つノーズワーク(鼻を使うドッグスポーツ)をおすすめしています。
定期的に身体を動かす子に比べて、あまり動かない(刺激の少ない暮らしをしている)子は、認知症の発症リスクが6倍に上がると言われています。
年をとって寝てばかりやあまり歩かないから、お散歩に行かない。ではなく、短時間でもお散歩する、車やカートに乗って移動し、公園などでのんびり過ごすなど、体力に合わせて外に連れ出してあげることは大切です。
怒りっぽくなる(唸る、咬みつく)ことも、原因は視力や聴力の低下、体調不良からということもあります。
飼い主さんが気づいた行動の変化をそのままにしないで、動物病院でしっかり診てもらえると安心です。
認知症を疑う行動の一例
- 同じところをぐるぐる回り続けている(前庭疾患でも起こります)
- 狭い場所、隙間に挟まり、後退ができずに立ち尽くしている
- 昼夜逆転する
- 夜鳴きする
- 遊ばなくなる
- 家族への反応が薄くなる
- トイレの失敗
- よく知っている家の中で迷う
- 食欲増加
- 不安や恐怖が強くなる
人も骨折をして入院すると一気に認知症が進むと言われるように、犬もほとんど動かず、変化のない日々は刺激不足、運動不足につながり、認知症のリスクが上がります。
若いときから、刺激(食べ物の種類、味の変化、お散歩コースの変化、お出かけ先の変化、知育玩具、トレーニングなど)を経験させてあげて、しっかり運動し、足腰を強く!脳も活発に!動かしてもらいましょう。