健康的な体型〜犬と私771〜
クリスマス、年末年始、美味しいものがたくさんあり、お休みでゴロゴロ過ごす・・・
人だけでなくワンちゃんもいつもより豪華な食事や、回数の増えたオヤツの機会に、お正月太りした子の話を耳にします。
コロコロしている体型は可愛いのですが、犬の健康を考えるとよくありません。
ワンちゃんは自分で買い物に行ったり、冷蔵庫を開けて中の物を食べることもないですから、飼い主さんの意識次第でダイエットが可能です。
うちの子の健康的な体型を知って、それを維持できるように食事や運動でケアしてあげたいですね。
肥満による悪影響
- 足腰に負担がかかり、関節を痛める
- 皮膚炎が起きやすくなる
- 糖尿病など内分泌疾患になりやすくなる
- 免疫力の低下
- 呼吸がしづらい
- 心臓の負担が増える(高血圧)
人間と全く同じですね。そして、食事や運動に問題があって肥満になっているケースだけでなく、病気で太ることもあることを知っておきましょう。
特に下記のようなときは動物病院で診てもらいましょう。
- 急に太った
- 多飲多尿
- 食欲がないのに、太ってきた
- お腹だけ太ってきた
- 毛が薄くなり、太ってきた
- 歩き方がおかしい、動きたがらない
- 尿の色、においの変化
うちの子が肥満でないか?痩せ過ぎでないか?を見分けるのが難しいというご相談もよくあります。
獣医さんに定期的に診てもらい、お家でも体重測定をしながら、下記の点を参考にされてください。
痩せ過ぎな場合
- あばら骨、腰骨が見える
- 上から見て極端なくびれがある
- 骨と皮しかない状態
肥満の場合
- あばら骨が触れない
- 上から見てくびれがない
- 横からの立ち姿を見て、胸からお腹のラインがまっすぐ
- 首から肩にかけてお肉が乗っている
健康的な体型
- お肉の下にあばら骨が触れる
- 上から見て、くびれがある
- 横からの立ち姿を見て、胸からお腹のラインが後ろ足に向けて上がっている