聞いてくれると自主性、両方が大事~犬と私779~
犬のしつけ・トレーニングをするというと、オスワリやマテ、オイデなど、人の言うことを聞いてくれるように教えることばかりになりがちです。
言うことを聞いてくれることも大切ですが、それだけでは指示待ちばかりになってしまいます。
また、ついつい人側もあれこれ指示ばかりで、言うことを聞かそうとする関わり方がメインになってしまいます。
もっと犬とはともに暮らす上で、コミュニケーションをとったり、お互いに歩み寄るような関係性ができればいいなと思います。
そして、ワンちゃんが自分で考えてチャレンジしたり、飼い主さんを誘ってくれたり、気持ちを伝えてくれるような自主性があってもいいと思っています。
答えが決まっている問題を解くだけでなく、問題自体をつくるとか、答えのない問題を議論するなど、子どもの教育でも考える力、自ら生み出す力など、暗記だけでは解けない部分の力こそ生きていく上で大切だと言われます。
まさに、逞しく生きる力、問題解決能力です。
ワンちゃんの場合は、様々な刺激に触れることがチャレンジになり、自分でどうにかやってみようというきっかけにもなります。
それは新しいおもちゃとの出会いや、初めて行った公園で見た遊具からはじまるかもしれません。
何これ!おもしろい!ちょっと怖いかも、、、ドキドキ、、、
いろいろな感情を経験して、犬生経験が豊かな子に育ってほしいと思います。
飼い主さんはその機会を与えてあげたり、一緒に楽しみ、必要なときに出す助け船としてのサポートもできます。
犬のしつけ・トレーニングは、日々の遊び、お散歩、お出かけ、全てが含まれていて、そこでの経験こそが犬を成長させてくれるのですね。
飼い主さんも一緒にいろいろなことを楽しむ!これが最強の犬育てなのかもしれません。