褒めていることが伝わっている?~犬と私804~
昨日の続きです。
ワンちゃんを褒めて、オスワリなど望ましい行動を伸ばそうと思った時。
その褒めたことがワンちゃんには、人が思うとおりに伝わっているでしょうか?
褒められてうれしい♪と思ってくれたかどうか?は言葉では教えてくれませんので、別のところで判断しなければいけません。
その判断方法は、褒めた時のワンちゃんのボディランゲージと、今後の行動を見るです。
再度、基本をおさらいしますと、ワンちゃんにとって良いことが起こる行動は繰り返します。
繰り返すのですから、以降もオスワリをしてくれる、オスワリが増えるようであれば、褒めた方法(言葉、オヤツ、撫でるなど)がワンちゃんにとっては良かったと言えます。
反対に、何回も練習しているけれどなかなか覚えてくれないな・・・良くなっているように感じない。
そう思うことがあるのでしたら、褒めたつもりでもワンちゃんには褒められたと受け取れない褒め方だったのかもしれません。
褒められたと思えないだけだったら、まだ良いのですが、中には褒められたと反対の感情(嫌だった)を感じさせてしまっていることもあります。
たとえば、褒めてオヤツをあげた後に、頭をヨシヨシと撫でたり、いいこね!ともみくちゃにして褒めたり。
この褒められ方が大好きで喜びになる子もいれば、苦手で褒められたどころか嫌だな・・・と思っている子もいます。
嫌だな・・・と思っていたら、顔がそっぽを向いていたり、身体が後ろに引けていたり、逃げ気味だったり、すぐ離れて行くなど、何らかのサインは出ていると思います。そして、そうして褒めた行動もあまり伸びていないと思います。
同じ褒め言葉でも、ある人にとっては感激するほど嬉しいものであり、ある人にとっては何の感情も動かず、またある人にとっては嫌悪する言葉になることも、あり得ます。
それは、その人のそれまでの経験や価値観によるもの、相手との関係性によるもので変わるからです。
ワンちゃんに対しても同じで、こうすれば喜ぶだろう・・・はあくまで「だろう」です。
本当に喜んでくれているのかな?
この視点はしつけの面だけでなく、日常の中でもワンちゃんがどう感じているかを汲み取っていこうとする面でも大切です。
犬の気持ちが分かるボディランゲージを学ぶことも必要ですね。
犬語図鑑〜犬のボディランゲージを学んでもっと愛犬と仲良くなろう〜