刺激は慣れる~犬と私937~
昨日の続きにもなる記事です。
吠えたときに、大きな音やスプレーでびっくりさせて吠えを止めるしつけ。
効果があったとしても、それは別の問題を引き起こしたり、慣れの問題も出てきます。
慣れるというのは、繰り返し行われることで、その大きな音やスプレーが最初ほどびっくりしないので吠えやまない。
もしくは、すぐにまた吠え始めるということです。
そうなると、刺激をもっと大きくしなければ!と人は思いますので、もっと大きな音を鳴らす方法を考えたり、もっとシュッシュッとスプレーしたりするようになります。
それでまたびっくりして、一時的に治まるかのように見えるのですが・・・
またその大きな音や何度も繰り返すスプレーに慣れてしまうのです。
そうなると、またさらに大きな刺激を人は探し求めるようになります。
ここまでくると、大きな音の方が吠え声よりも、ご近所迷惑になってしまったり、スプレーでびしょびしょになり過ぎて困ってしまいます。
そして疲れ果てるのです・・・。
大きな音やスプレーはびっくりさせるという目的であっても、罰ですし、叱る方法の1つですね。
叱りはどんどん増長してしまいやすいので、最初から使わないで問題を改善させる方法を取ることがおすすめです。