日々のお手入れがもたらすもの~犬と私945~
ブラッシング、お散歩後の足拭き、シャンプー、ドライヤー、カットなどお手入れは衛生面と健康管理の面でも重要です。
ブラッシングや足拭きは毎日する方が多いと思いますが、その時にワンちゃんはどんな様子ですか?
リラックスして受け入れている?
ジタバタ動いてやり辛い?
嫌がって逃げそうなのをなんとか捕まえてやっている?
この日々のお手入れが飼い主さんとのスキンシップの一つや、健康管理に優位に働いてくれることもあれば、逆のケースもあります。
お手入れが苦手なワンちゃん。なんとか格闘して終わらせているので、お手入れができないことはない。
このような状態が毎日、毎日、繰り返し行われて積み重なっていくと、嫌がり方が酷くなったり、関係性が悪くなるケースがあります。
お手入れをしようと思ったら、逃げる、近寄ってこない。
なんとか捕まえたら、ジタバタ暴れる、手やブラシに咬みつきそうになる、実際に咬む。
お手入れと関係ない場面でも、抱っこしようと手を伸ばしたら逃げていく。
撫でてあげようと手を伸ばしたら、咬みつかれた。
そんな風に、犬が嫌なことから逃げたい、身を守りたい気持ちを高めてしまう時があります。
お手入れは苦手でも、必要なことです。
最初は食べ物をあげながらで大丈夫ですから、無理せず短時間で嫌がらないで終われるように、練習していきましょう。
1人が難しければ、2人がかりで行うのも一つです(オヤツをあげる人とお手入れをする人に分かれる)
特に子犬の小さな時にこそ、こちらが力で勝って、すぐに捕まえてできてしまうのですが、嫌がっていないかを気にしてあげたいです。
思春期を前に、トリミングサロンでも大暴れになってくるワンちゃんも多いですよ。
必要なことなのに、毎回大きなストレスがかかり、お互いに危険も伴うのは良くありませんね。
日々のお手入れがワンちゃんにとって、そう悪くないものになり、ゆくゆくはリラックスできるようにしてあげたいです。