音が怖い～犬と私948～
雷や花火の音が苦手なワンちゃんは、今からの時期は大変ですね。
はじめて夏を迎えるワンちゃんも、雷や花火の音に対する反応がどうかは分かりません。
また、昨年は平気だったワンちゃんも、今年は雷が多くて怖がるようになった。
家の近くに雷が落ちてから怖がるようになった。など、何らかのきっかけで苦手に転じてしまうケースもあります。
怖がる対象ができたとき、その対象だけでなく、そこにある他のものまで苦手になってくることがあります。
例えば、雷が苦手なワンちゃんは、雨の日が苦手、曇ってきたらもう警戒している・・・など、雷が鳴った時の状況に近いものまで苦手になることがあります。
実際問題、雷に関しては、音だけでなく気圧の変化もあり、それを再現して練習することが難しいです。
しかし、花火や雷でも「音」だけの部分は、再現して練習することが可能です。
小さくて聞き取れないほどの音量から流して、気にしない様子で遊んだりオヤツを食べられる状況から、練習を始めてみましょう。
ゆっくり時間をかけて、少しずつ音量を上げていきます。
音を一瞬気にしても、また遊んだりオヤツを食べに戻り、音をすぐに気にしなくなるようでしたら大丈夫です。
音にずっと集中してしまって、遊べない、食べられない様子であれば、音量が高すぎます。
すぐに下げて、平気な音量でもうしばらく練習しましょう。
子犬ちゃんや初めて夏を迎える子も、事前に小さな音から練習してあげることで怖がりの予防もできます。
