私にだけ愛想をふりまかないのは良くないこと?

こんにちは。

今日は飼い主さんとのお話をご紹介したいと思います。

飼い主さん
最近、うちの子は私がそばで用事をしていても見向きもしないんです。出かけて帰ってきた時には尻尾を振って来てくれるのですが・・・
飼い主さん
それなのに、お父さんには愛想がいいというかいつも寄って行くんですよ。私の事はどうでもいいと思っているのかしら・・・

この話を聞いて、お母さんという存在に、その子は安心していられるようになったのだと思いました。そのことをお伝えすると、

飼い主さん
確かに前の子は寝ていても近くに行くとすぐに立ち上がったり、お腹を見せて寝るなんてこともなかったです。
飼い主さん
今の子は寝ていても起きなかったり、こちらを見たらまた寝なおしたり、お腹を見せて撫でて~みたいにしてきます。

安心できない人が来ると、おちおち寝ていられませんね。

何にも脅かされない、と心から思えるようになって初めて自由にふるまえたり、ゆっくり眠ることもできるのではないでしょうか?

もともと、お母さんが近づくとその分だけ距離を取るような子でした。

そうなってしまったのは、しつけの本を参考に※ホールドスチール(二人羽織りのように後ろから抱き締めて、口元を握って動かしたり身体を触るトレーニング)をするようになってからだそうです。

ホールドスチールがダメというわけではなく、やり方やそれを受け入れる時の犬の気持ちがどうであるか?が大切ですね。うっとり身を任せられる程の気持ちで受けているのと、何をするの!?嫌だ!止めて欲しいな・・・と我慢しているのでは全く違います。今回のケースはホールドスチールが飼い主さんとの関係に溝を作るきっかけになってしまったのかもしれませんが、実際はこれだけが理由ではなく、接する時の全てが積み重なった上での状態であると考えています。

手を伸ばすと噛みにくる状態から、ここまで関係を改善できたことは、お母さんが地道に取り組んでこられたからです。

安心できるか?信用できるか?怖くないか?

これらは全て気持ちの問題ですから、こちらがどうこうしようと思っても無理な話です。

ただひたすら、脅かさない、親切に、丁寧に接していく。

そしてたくさんの楽しい、うれしい、おいしいを共有して日々を積み重ねていく。

その結果がこのお母さんのように、安心しきった姿を見せてもらえることに繋がっていくのだと思います。

考え方や接し方をどんどん改善されていくお母さん。レッスンの帰りはいつも尊敬、感謝、感激でいっぱいです。

トレーニングをはじめる前の段階、接し方から見直していくお話を、7月15日(土)に犬床屋さんでさせて頂きます。参加者募集中です!