うちの子の困ったところがあると、犬の問題行動として人は考えますが、本当は人の方が問題の引き金を引いているのかもしれません。
犬は平和的な動物だと言われます。
その証拠に、カーミングシグナルが発達しています。
カーミングシグナルは争いを避けるために使われています。
不安、恐怖、不快・・・ネガティブな感情を自分で落ち着かせるために使います。
一方で、他者に落ち着いてほしい、安心してほしいと伝えたいときにも使っています。
人が犬を叱っているつもりでも、犬の方はカーミングシグナルで「落ち着いてよ!」と宥めてくれていた可能性も大いにあるのです。
カーミングシグナルは人が使うこともできますので、犬に分かりやすいボディランゲ―ジとしてぜひ取り入れてほしいと思います。
また、犬のシグナルを読むことができれば、問題が起こる前に助けに入ってあげることができます。
シグナルに気づいて人が助けに入ることで、唸ったり、咬むなどの大きな行動に出なくて済みます。
そして自分の気持ちを分かってくれる人であると、犬からの信頼も得られるでしょう。
これから少しずつ、カーミングシグナルをご紹介していきますね。