擬人化も時にはいいのでは?〜犬と私400〜
元旦から1日過ぎて、犬と私 400記事目を迎えることができました。いつも読んで下さる皆さま、ありがとうございます😊
400記事の記念に、何を書こうかな…と悩んだのですが、いつものような記事になりそうです。
今日のテーマは「擬人化も時にはいいのでは?」です。
犬は人とは種が違うので、擬人化して考えるのは良くない…と言われることもありますが、犬が感じる豊かな感情は、人と共通するところがたくさんあります。
とくに犬の気持ちに配慮したい社会化や「慣れてもらう」というトレーニングの時には、自分だったらどう感じるかな?と人と同じ目線でも考えてみることをオススメします。
たとえば、ネガティブな感情(苦手、嫌、怖い、緊張、不安、警戒)をすでに持っている対象に、慣れてもらいたい場合。
この方法で慣れてもらうトレーニングをして、自分だったらどう感じるかな?と考えてみます。
あなたの苦手なものを想像してください。
それがたくさんいる場所に連れて行かれて、逃げられない状況で、美味しい食べ物やお金をもらったら、苦手な対象を好きになれそうですか?
また、「じっとしなさい!」と叱られながら椅子に座ることを強要されている状況で、目の前を苦手なものが通り過ぎていきます。
通り過ぎていく間、逃げようとすると叱られますが、我慢できたら食べ物やお金をもらえます。これを何度も繰り返します。
これで対象を好きになれますか?
苦手度がどれだけ強いか?またもらえるものがどれだけ嬉しいか?
このバランスに結果は左右されるかもしれませんが、逃げられない、叱られるという追い詰められているこの環境下では、余計に嫌いになる、その場にいることを強要する人にもネガティブな感情を持つ。
はたまた、逃れるためには暴れて戦うかもしれない…私はそのように感じました。
みなさんはいかがでしょうか?
人で考えてみると、あれ?と思うような方法が物言わぬ犬ならいい…となってしまっている時があるかもしれませんね。
ぜひみんなで考えていきたいことの1つです。