生まれたばかりの子犬は、目も耳も開いていません。
触覚と嗅覚を頼りにもぞもぞと這って母犬の温もりを探し、おっぱいを探し当てて飲むことができます。
こんなに小さくても、鼻を使えるなんて!と犬の鼻の力のすごさを感じますね。
この時期から人のお世話の手が加わることで、人の匂い、触れられること、持ち上げられること(毎日、体重測定をします)などにも自然と慣れていきます。
生後2〜3週間ごろには、子犬の目や耳が少しずつ開いてきます。
しっかり環境を整えておいてあげれば、この時期から鼻を使って母犬と同じトイレに自分で行く子も多いです。
また小さな子犬同士のじゃれあい、甘噛みも見られるようになります。
トイレトレーニングに飼い主さんが苦労しなくて済む、触れられることに慣れている、犬同士の付き合いに慣れている。
このように犬としての必要なことを母犬や兄弟犬から学び、人と暮らす上で必要なことも少し学んでから飼い主さんの元へと行けると、子犬も飼い主さんもハッピーです。
生まれてから飼い主さんのところに来るまでの生活環境は、とても重要なことが分かります。
子犬が健やかに成長して学べるように環境を整えているブリーダーさんのように、子犬を迎えてからも、犬らしく楽しく暮らし、必要な学びができる環境をつくってあげたいですね。