犬と私 126 私の考えが正しく伝わっているかな?
犬のしつけをする時、ついつい人目線で考えて接していませんか?
人間同士でも、えー、そんな風に考えていたの⁉︎と、自分との違いにびっくりする時があるように、
種が違う人と犬では、なおさら感じ方も違うでしょう。
「トイレの失敗は叱ってはだめ※」と、よく耳にするようにもなりましたので、
昔のトイレシートのパッケージ裏に書かれていたような、
「失敗したところに犬の鼻をこすりつけて、叱りなさい」ということを、する人も少なくなったと思います。
でも、こんな風に叱らなくても、ついつい叱ってしまった…という方もおられるかもしれません。
トイレの失敗を叱ると、
人間側は「トイレではない場所で排泄したことを叱っている」つもりでも、
犬側は「排泄行為自体が叱られるんだ」と受け取る場合が多いようです。
そうなると、飼い主さんが部屋にいる時は我慢して、飼い主さんが少し部屋を離れたすきにおしっこをする。
カーテンやソファの裏などに隠れて排泄する。
といった行動が出始めます。
トイレのしつけが上手くいかないというご相談でお伺いした時に、
すでにこのように隠れてするという習慣になってしまっている子もいます。
そうすると、正しい場所=トイレで排泄することを褒めて教えたいと思った時に、少し大変です。
なにせ、ワンちゃんは人から隠れて排泄しようとするのですから、タイミングを待って褒めたいと思っても、人がそばにいる限り我慢をしてしまうのですから。
このような場合でも、皆さんちゃんとトイレが成功するようになっていますので、しつけのやり直しは心配要らないのですが、
このことからも、相手に伝える時、教える時は、相手の目線で分かりやすく、丁寧にしていかないといけないな、と改めて思ったのでした。
愛犬に上手く伝わっていないかも?と思ったら、お気軽にご相談くださいね。
犬に分かりやすく伝える方法を、ずっと学び実践してきているのが、ドッグトレーナーです。
※トイレの失敗は叱ってはだめ、とよく言われていますが、トイレ以外のしつけでも、叱らない方が上手くいきます😊