しつけの話〜犬と私200〜
記念すべき200回目の犬と私の投稿です。
いつも似たような事をたくさん投稿していますが
読んでいただける方が初めてだったり
前の記事を読んで下さっていても改めて気づき
があったりするといいなと思っています。
私自身、同じものを読んだり聞いても
自分の置かれている状況や、それまでの学びの
過程によって、受け取り方が違ったり、
気になるポイントが変わったりしますので
同じような内容でも皆さんも響く部分が違って
面白いのではないかな?と思っています。
しつけの話
ここ数年、犬にやさしいしつけやトレーニングは
飼い主さんにも普及してきたように思います。
誰しも可愛いうちの子に厳しく罰したりは
したくないはずです。
しかし、問題行動と言われてしまう吠えや
噛みつきやお散歩の引っ張りなど、
いざ困った時にどう対応するか?というと
昔ながらの罰を与える方法に戻ってしまう、
そのようなアドバイスを受けてしまう方が多いようです。
手っ取り早く罰を与えて、その場をおさめても
根本的な解決にはなっていませんし
罰を与えることを重ねるごとに
別の問題が出てくる可能性が高まります。
問題が拗れてしまって、何より飼い主さんと
犬の関係も悪化します。
人の親子関係で考えても、毎日毎日叱られたり
罰を与えられたら、子どもはどうなるでしょう?
良い子になるかもしれませんが、
叱られたくないから良い子を振る舞う。
萎縮して人の顔色を見るようになり
明るく素直な気持ちを表現できにくくなる。
親にとっては良い子でも
子どもは幸せかは???
分かりませんね。
犬には子どものように言葉で説明できませんから
なおのこと、叱りや罰の悪影響は強いと思います。
問題行動と呼んでいますが、
犬は人がそのように振る舞ってほしくないことを
知らないだけなのですよね。
犬らしく犬としての表現で行動すると
だいたいが人にとっては困る(吠える、噛む、
飛びつく、汚す、破壊する…)といったことに
なってしまいます。
そう考えると人の場合も同じかもしれませんね。
うちの子も、1歳の時にトイレットペーパーや
ティッシュを出しまくったり(単純に楽しい)
トイレに侵入してトイレブラシで遊ぼうとしたり(綺麗汚いの観念がまだない)
もちろん何でも口に入れようとする時期がありました。
この時期はそういうものだと理解して、
前もって片づけをしたり
危ない場所に行けないように柵をしたり
これはおもちゃじゃないよ、と
一つ一つ教えていくことで、しないことが
当たり前になって成長していくわけです。
犬の場合にも、
人の1〜2歳児に教えるイメージで
対応していれば、やさしく丁寧に伝えること
を前提として、方法を考えたり
選んだりできそうですね。
犬は飼い主さんを困らそう、嫌がらせしよう
と思っては行動していません。
犬もこうするしかない、それしか知らなくて
困っているかもしれませんね。
そう思って、これからも一緒に
犬たちの成長を見守り、手伝い、喜びや
時には大変さも分かち合っていきましょう。
まだまだお付き合い下さいね!