無意識を見つける〜犬と私224〜
練習をしているのに、なかなか成果が見えない…
そんな時に、チェックされてみると良いことをご紹介します。
無意識でご褒美を出していませんか?
困る行動が減らないとき
何かを要求しての吠え
飛びつき
甘噛み
気を引くためのイタズラ
このような困る行動をしている時に
人が見たり、声をかけたり、近づいたりと
反応を返すとそれが犬にとってはご褒美となり
困る行動をさらに増やしてしまいます。
このような時は、困る行動をしているうちは
反応せずに待って、
人がしてほしい行動(座る、伏せる、4つの
足が地面についている、自分のおもちゃを噛む)
ときに反応してあげるといいですね。
それを繰り返していると、
どんどん人が望む行動が増えて、反対に
困る行動は減ります。
たくさん練習しているのに、まだ
飛びつきがひどいな…
要求吠えが多いな…
そんな風に思われたら、練習時間以外の
日常の中で、困る行動をしているのに
無意識に反応してしまってご褒美を出している
ときがないか?を思い返したり、
家族やお友達にも聞いてみてください。
いやー、気づかずやっちゃってた!
ということは、結構多いです。
気づいたら、あとは気をつけて困る行動に
反応しないようにするだけですから
無意識に気づく=改善に向けて大きな1歩です。
無意識でも困る行動に反応していません
その場合は、
してほしい行動をしている時に反応する
(見る、声をかける、近づく、褒める)
回数が少なくないか?を考えてみましょう。
飼い主さんの反応=ご褒美ですから、
それが少ない行動はなかなか増えません。
人から見て【いい子】なときは犬を放置して、
【悪い子】のときに叱ったりと犬を構う傾向が
あれば、おのずと犬は【いい子】の行動が減り
【悪い子】の行動が増えます。
これまでにも何度も出てきたお話ですが
飼い主さんのことを大好きなワンちゃんですから
構ってもらえる時の行動はすぐに学習しますよ。
レッスンでも、
無意識でした!
知らずにやってました!
となる時がよくありますので、
なかなか覚えてくれないことがある時には
ちょっと振り返ってみてくださいね。
日常の【いい子】をスルーせず、
【いい子】とたくさん褒めてあげられるように
人が望む行動も教えてあげましょう。
教えないで悪い子だというのは、
フェアじゃないですね。