怖い音を減らそう〜犬と私299〜
掃除機、ドライヤー、雷、花火、電車…
犬が怖がりやすい音はたくさんあります。
苦手だから離れよう…というレベルの怖さ
ならいいのですが
パニックになりハアハア息が荒くなる
落ち着かなくなって、ウロウロして休めない
ワンワン!ずっと吠えてしまう
このような強い緊張を伴う場合は
普段の何もない時に対策をしておきたいです。
怖がる音は増えやすい
最初は雷だけ怖かったのに、今は強い雨や
風の音もダメになった。
年々、反応する音が増えてきて
エアコンの音
タイマーの音
炊飯器の音
引き出しを開ける音
日常生活のあらゆるものに
いちいち反応してしまうので
犬も人も落ち着かない…
このようなお悩みはよく耳にします。
音に敏感な子の場合、何か対策をしてあげないと
平気だった音まで苦手となっていきやすいようです。
お天気にまつわる音は
気圧の変化を伴いますので、その再現ができず
完全に慣れることは難しいと言われますが
音だけでも練習する価値はあると思っています。
苦手とする音=恐怖、緊張、不安という風に
すでに学習していますので、これを
苦手とする音=楽しい、美味しい、安心
といったポジティブな感情になるように
変化させていきたいです。
その為には、反応しないほどの小さな音から
練習することが必要です。
それと合わせて
ハウスに入っていれば落ち着ける
飼い主さんが抱っこしてくれていたらリラックスできる
など、複数の安心できる環境を用意してあげたいです。
そしていざという時には、その子が
安心できる環境に導いてあげて
落ち着く手助けをしてあげます。
飼い主さんがいてくれたら、平気!
となるのが最強だと思いますので
そうなるには、やはり日々の関わり方から
信頼、信用を得ておくことが大切です。
皆さんが辛い時、どんな人にだったら
助けを求められますか?
その答えが、犬との関係をつくる上で
大切になることですね。