犬が本当に欲しいものは？～犬と私309～
しつけやトレーニングでは
ご褒美としてオヤツを使うことも多いですが
それ以外のものでもご褒美になります。
例えば、我が家のラブラドールの
ネロ君にとってはオヤツより
私とのボール遊びの方が
強烈なご褒美になっていたように
その子が本当にしたいこと、欲しいものは
より強いご褒美となります。
反対にボールに興味がない子に
遊んであげようと思っても
ご褒美にはなりません。
撫でることがご褒美になる子と
あんまりな子。
中にはご褒美どころか、
罰を受けたと同じレベルで
嫌悪の刺激と受け取るケースもあります。
全ては、その子がどう受け取るか？で
ご褒美になっているのか
なっているけれどほんの小さな喜びで
終わっているのか
はたまた、罰を受けた気分になっているのか・・・
同じことをしても
相手次第で変わってくることを
肝に銘じておかなければいけません。
あなたのために・・・が
親切にもなり、時にはおせっかいにもなる。
と言われるように
自分と感覚の違う相手に対することですから
そもそも【自分と違うという前提】でいる
ことからはじめると良いのかもしれませんね。
だからこそ、仲良くなりたければ
話を聞いて相手を知ろうとする。
うちの子のことをよく観察して
理解していくことが大切です。
最後に、しつけの具体例をご紹介します。
お散歩に行きたい！と
大興奮している子にリードをつける時。
ピョンピョン飛び跳ねていたら
待つようにして
４つ足が地面に着いている時に
リードをつけるようにします。
この方法で、早くお散歩に行きたければ
飛びつくより、立ち止まったり
オスワリする方がいいのだと
犬は早くに学習できます。
この時、犬が最も欲しているものは
「お散歩に行くこと」ですから
その強烈なご褒美を得る方法も
すぐに理解できます。
オヤツで褒めることにプラスして
うちの子が今したいこと
欲しいものを見極めて
それをご褒美にするという方法も
ぜひ取り入れていただければと思います。
