犬の成長は早い〜犬と私422〜
手を焼いたり、心配が増える思春期に入った犬たち。
敏感、繊細な時期でもありますので、怖がる、震える、攻撃的になる(実際はなんとかしてその状況から逃れたい、いっぱいいっぱいの気持ち)といったことが起こってきます。
子犬の頃は他の犬とも遊べていたのに…こんなに吠えたりしなかったのに…ハウスも素直に入ってくれていたのに…などと、昔と比べた変化に戸惑い、悩みにもなりやすいです。
もう前のようには暮らせないのかな…と気持ちが沈んでしまう方もおられますが、犬の成長は早いですから、諦めず、あたたかく見守り、犬の心の助けになる存在でいたいです。
そして、問題があるからとうちにこもらず、一緒に楽しめる場所にお出かけしましょう。
良い経験の機会を与え続けることと、思春期のピークも乗り越えてくると、急に良くなった!と感じられます。
実際に、思春期に入り、他犬への警戒・不安が強く出ていたワンちゃんがいましたが、今は他犬について行きたい!と一緒に楽しむこともできています。
思春期だけの様子を見て、諦めなくて良かった事例です。
怖がる他犬に無理に近づけたりせず、大丈夫な経験を増やしてあげたり、他犬とは全く関わらない別の楽しい、自信がつく経験を増やすことも、実は良い影響を及ぼしています。
犬に良い学び、安心な気持ち、満足感を増やしてあげられると、全く関係のないようなことが良くなるということです。
どんな形であれ、本人(犬)が良い方向に成長すれば、未来の結果はもちろん変わります。
そのために、まずは今出来ること、得意なこと、犬の良い部分に注目することからですね!
それができると、飼い主さんも見えて来るものが変わって楽になりますし、その変化が犬にも良い影響を与えます。