行動分析学〜犬と私440〜
15周年を迎え、これからも大切にしたい考え、学び続けていきたいことについてのお話の続きです。
しつけに行動分析学を取り入れている、というと難しく感じるかもしれませんが…
要は犬の行動の理由、原因を知ろう!それは客観的に誰が見てもそうだと分かるように観察できるようにしよう!
そして、犬に行動を変えてもらう必要がある時には、動物福祉の視点からも罰を利用せずに、犬に分かりやすい方法で行っていきたいです。
その方法は、誰が見ても効果が出ているかそうでないのか?の計測ができる形にして、また、他の人が同じように行っても再現性のあるものにしたいです。
それが科学的なしつけであるとも言えます。
科学的という言葉を辞書で引くと【考え方や行動のしかたが、論理的、実証的で、系統立っているさま】と出てきます。
主観で犬の行動を「反抗している」「ワガママだから」などと決めつけません。
常に客観的に見ることは、犬を悪く言わない、悪く見えてこないようにする為にも、大切だと思います。
反抗的だと思うと腹も立ちますが、そうせざるを得ない状況であったと犬の立場にたって考えられると、冷静に問題解決にあたれます。
行動分析学の視点は、犬だけでなく人にも同じ事が言えますので、人間関係を良くしたり、自分の人生を良くすることにも使えますから、興味を持っていただけると嬉しいです。