吠えのお悩み〜犬と私565〜
- 家の中から外を見て吠える
- 来客に吠える
- 物音に吠える
- 要求吠え
- お散歩で会う他犬に吠える
- お留守番の時に吠える
- 1人にすると吠える
吠えのお悩みは様々ですが、どれも長く吠え続けることが問題になります。
ワンワン!と1、2回吠えて、すぐに止むのであれば問題にはなりません。つまり、吠えを止められないことが問題になります。
なんでそんなに吠えるのかな?と犬を観察してみると、吠えることで目的が達成できているからだと分かります。
たとえば、相手をしてもらえる、オヤツがもらえる、嫌な相手を追い払えるなどがあります。
時々、自分でも吠えているうちに何に吠えているのか分からなくなって、やめられないパニック的な吠えもありますが、多くは先程のように吠える理由があって、吠えることでその目的が達成できるという学習の結果です。
吠えの問題は無駄吠えと言われやすいですが、無駄な吠えはありません。そこには犬なりの理由があって、人で言うなら話しているだけだからです。
ワンワンしつこく吠えられると、人もイライラしてしまいやすいですが、ここは一旦、お喋りなのだと理解しましょう。
中にはほとんど吠えない子もいます。
そうかと思えば、なんでもすぐにワン!の子もいます。
犬種的にも吠えやすい子とそうでない子もいます。
吠えやすい犬種=吠える能力を伸ばしてきた歴史のある犬なので、吠えることがお仕事でした。
吠えることが良しとされていたのに、吠えるな!はちょっと難しいお願いだと理解できますね。
でも、TPOは守ってほしい…静かにしてねが通じてほしい…
吠えることが仕事であった犬たちも、お仕事だからこそ、不必要な場面では吠えていなかったはずです。
犬と人、コミュニケーションが上手くいけば、少ないワンワン!で犬の意図が理解してあげられ、分かったからもう吠えなくて大丈夫だよ、を犬も理解する。
このコミュニケーションが上手くいくように、繰り返し教えてあげる必要があります。
🐶 ワンワン!(誰か来たよ!)
🙅♀️ イケナイ!コラ!
では、コミュニケーションが成立していませんね。でも、やりがちな対応です。
🙆♀️ お客さんが来たね。ここで待っていてね。
🐶 吠え止む
が通じるようにしていきましょう。
ここで待っていてね、がハウスに入ることで落ち着きやすいのであれば、ハウスと言ってあげるといいですし、普通にマテと言ってもいいですね。
一緒に応対に出る方が静かに待てるなら、それでも大丈夫です。
これらができるようになるには、吠えがでない環境(この例では来客のない時)に、ハウスやマテができるか?がポイントです。
普段もハウスやマテが苦手です💦であれば、まずはそこから練習してみましょう。
思春期の敏感で吠えやすい時期は、自制心を伸ばすマテの練習は特にしてあげたいです。
また社会化の継続も必要です。
いろいろなことを経験していくと、経験値が増えて自信もつき、余裕が出てきて、小さな事で騒がないどっしりと落ち着いた子に育ちます。