犬を迎えたら〜犬と私568〜
新しい家族、犬との新生活が始まった時。待ちに待ったワクワクする気持ち、可愛いと思う気持ちで、人の心は弾みますね。
私も初めてお家で一緒に過ごした日のことを、歴代の犬や猫との思い出として、覚えています。
とにかく、楽しみで嬉しくて仕方ない!という感じでした。
でも、今となってはもう少し、うちの子の目線に立っておけば良かったと反省することもあります。
一緒に暮らすと決めるのも、連れて帰るのも人ですから、人には心の準備ができているのですが、連れてこられた犬の気持ちはどうだっただろう?と。
みんな初日から、飛びついて懐に入ってくるような人懐っこい子でしたが、不安や寂しさもしばらくは続いたはずです。
その気持ちは準備もなくいきなり、ホームステイに行く感じでしょうか。
私が明日から急に、アメリカでホームステイすることになったら?
英語は少し勉強しているとは言え、戸惑うことばかりでしょう。何より、ホームステイ先の家族と馴染むのに時間がかかると思います。
それがどれだけ優しく、親切な人であっても、完全に大丈夫だと信じられて心を許せるまでには、少しは時間が必要ですよね。
そう思うと、言葉も生活スタイルも、ルールも違う人間社会で犬が馴染んで暮らして行くためには、もっと配慮や手助けが必要で、できることがたくさんあったのだろうな…と思います。
今は犬の幼稚園やペットホテルで、ワンちゃんをお預かりすることが多いのですが、この慣れない場所でホームステイしている感覚を、犬が感じているかもしれないことを、忘れずにいます。
私を信用してもらったり、幼稚園が安心できると思ってもらえるまでには、時間も必要ですし、早急に進めようとしない方が良いということです。
そのため、慣らし保育があったり、ホテルも無理をさせてしまう子はお断りするなどもしています。
とりあえず預かってくれたらいいから!にはお応えできないので、面倒だと思われる時もあるかもしれませんが、これからも同じようにうちの子の気持ちに寄り添いたいと思う飼い主さんと、進んでいきたいです。
今日もホテルのワンちゃんが来てくれていますが、お泊まりできるまでに2年。
定期的に通ってくださり、出来ることが増えてきて、慣れてくれました。
この良い変化は幼稚園だけでなく、トリマーさんの元でも発揮されているようで、毎回、行くたびに良くなっているそうです🙌
必要なお手入れが、苦手やストレス満載で受けることなく、少しでもリラックスできるように。
いろいろな事が繋がって、生きやすさに繋がっていると思うと、本当に嬉しいです。
全ては諦めずにうちの子のためにできることをしてあげたいという飼い主さんのお陰です✨
まとめ
お家に迎えて間もない時だけでなく、ホテルに預けたり、トリミングをお願いする時。
はじめての車、はじめての場所、はじめての人。
どんなことであっても、犬にとっては心の準備もなく乗せられた車、連れてこられた場所、対面した人になり得ます。
頭の片隅にこの事を置いておけば、必要な時にはサポートに入ってあげられますね。