叱られない環境をつくる〜犬と私437〜
何かをやめさせたい。どうやってやめさせよう・・・という時、その困る行動をさせてしまってから対応するのではなく、前もって叱らなくて済む環境を整えるという考え方がおすすめです。
たとえば、部屋の中でごみ箱をあさってしまうのなら、毎回叱るよりも、ごみ箱を蓋つきにする、届かない場所に置くなどして、ごみ箱あさりができない環境をつくる方がいいです。
子育て、犬育てにも役立つヒントがもらえる「てぃ先生」の本にも下記のように紹介されています。
「何度叱っても棚に登る、さっきも言ったのに引き出しで遊んでいる・・・それは善悪がまだ判断できなかったり、理性がまだしっかりと働いていなかったりするから・・・子どもが叱られない環境をづくりを。」
犬の場合は成長しても人と同じような善悪と理性は望めません。成長しても、小さな子どもに近いと思って対応してあげた方がいいですね。
そして、犬は犬ですから、人とは違う当たり前があることも忘れずに…
私たちの当たり前は、うちの子にとっては思いもつかないことの場合も多いです。
問題に思える行動も、知らないだけだったり、犬としては当たり前なことも。
叱らないで環境を整える、分かりやすく伝える(教える)ことで、お互いに心地よく暮らせることを目指したいですね。