社会化期の大切さ~犬と私920~

社会化期の大切さ~犬と私920~

今日から子猫の福ちゃん、トライアルに行きました。

週末までお試しで一緒に暮らしてもらって、本当に家族の一員としてお迎えできそうかを判断してもらいます。

うちで保護したときは、シャーシャー威嚇して、身体を低くして逃げ惑う様子でしたが、2日目からはシャーシャー言わなくなり、3日目が終わるころにはゴロゴロ甘えん坊さんに。

生後1ヵ月半という時期もあってか、本当に慣れてくれるのが早くて良かったです。

新しいお家に行ったらどうかな?また振り出しからかな?と心配していましたが、保護した時の2日目~3日目くらいの様子で、警戒しながらもおもちゃで遊んだり、お部屋を探索する余裕もあるようです。

社会化期は好奇心が強く(警戒心が低く)慣れやすい時期です。

この時期にいろいろな経験をできると、その後の暮らしに大いに役立ちます。

犬の場合は生後4ヵ月を過ぎてくると、社会化期も終わりはじめて、警戒心が強くなり、7ヵ月ごろには思春期へと突入します。

猫の場合の社会化期はもっと短く、生後2ヵ月ごろまでとなっていますので、福ちゃんは社会化期の時期に出会えたのが良かったのかもしれません。

社会化は一生必要ですが、慣れやすいゴールデンタイムのようなこの社会化期を大切にしたいですね。

抱っこのお散歩、身体に触れられる、お手入れ、いろいろな物を見る、聞く、触れる、経験する・・・

子犬や子猫でお迎えして、最初の1ヵ月やそこらで終わってしまう社会化期ですから、少しずつでも意識して暮らしてあげるとその後が変わってきます。

特に、初めて見る、経験するものに関しては、様子を見ながら進めてあげること。

嫌な思いをさせて終わらないようにすることが大事です。

たとえば、掃除機をかけるならいきなり子犬や子猫の近くでかけてしまうと、天敵になるほど苦手になることもあります。

別室でかけている音に慣れてもらう、音無しで掃除機本体や、それを動かす様子に慣れてもらう。

最初の数回、少し丁寧に進めてあげるだけで、社会化期なら慣れるのも早いです(もちろん、怖がる場合は無理には進めないでくださいね)

飼い主さんがお風呂上りに髪の毛を乾かすのも、音やその様子、自分に風が当たることを練習できる良い機会です。

人間社会を一つ一つ、紹介していくように、社会化は丁寧に進めたいです。

この時の頑張りは、やっててよかった!に繋がりますよ。

社会化期を過ぎていても大丈夫です。

取り組むことで改善はいつでもできます。

苦手なものがその子にとって避けられない日常※であるなら、慣らしてあげたいですね。

※家にある家電製品でどうしてもワンちゃんの目の前で使う必要がある物、車に乗ること、動物病院、トリミングサロン、お手入れなど、避けては通れないもの。

 

 

 

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