自信を育てる〜犬と私595〜
事あるごとによく吠える子もいれば、滅多な事では吠えず落ち着いて見える子もいます。
ワンワン!よく吠えるからといって、気が強いとは言い切れません。
内心は動揺しているからこそ、吠えていることも多いです。
まるで、やられる前に牽制している感じで…
そして本当に落ち着いている、成熟している成犬は、騒がず落ち着いた態度を示しますから、吠えられても対抗せずにスルーします。
これを見て、ワンワン牽制していた方からすると、自分の吠えによって追い払えたと思うかもしれませんね。
そこでますます吠えることに自信を持ち、先手必勝のような勢いの吠えも増えてきます。
このような「本当は気弱なのに、強気で騒いでいる」ように見えるケースは多いです。
改善するには?
過敏なところを、鈍感になってもらう。
不安を自信に変える。
成熟した犬の態度を教える。
この辺りがポイントになってきます。
具体的な方法は、社会化の継続と、人の早めの介入によって、人が対処するから、あなたは下がって待っていてねを態度で示し続けること。
ダメなものはダメで、止める。オスワリ、マテなどの基本トレーニングを通じて、人の言うことに聞く耳を持つ習慣をつけることです。
私に任せて、あなたは下がっていてね!というリーダーシップを人が発揮することは、不安を持ちやすい子に対して特に重要です。
一緒になって吠えている、慌てている、焦っていると思われないこと。
寡黙で背中で語るような成熟した犬のイメージで、繰り返し対処していきましょう。