聞きたくなる声ですか?〜犬と私633〜
あの人は小言が多いから、近づいてきたら逃げよう。
あの人は愚痴が多いから、なるべく話したくない。
自分にとって嫌なことを言われることが多い相手からは、どうしても避けたくなる気持ちが出てきやすいです。
また、はなから聞く気がなかったりもします。
これは犬も同じ。
犬を制止したり、叱ったり、咎めたりすることが多いと、犬の耳は蓋をされていきます。
さらに、一緒に楽しく遊んだり、優しく話しかけて過ごすことが少ないと、人と関わると碌なことがない…となってしまい、もっと避ける方向へと進んでしまいます。
どんな人の話なら聞きたいでしょうか?
自分に照らし合わせて考えても、犬との関係が上手くいくヒントが見えてきますね。
犬のしつけのベースは普段から良好な関係を作っておくこと。
人間関係であれば、普段から何でも話しができる相手であったり、一緒に楽しい時間を共有できていること。
犬と一緒に遊ぶ、ごろごろしてまったり過ごす、お出かけをする。
そのような一緒に過ごす良い時間から、良い関係ができていきますね。
それがゆくゆくは、ママがそう言うなら、やめておこうか…と話しを聞き入れてくれることにも繋がります。
もうすでに、私の言葉は聞いてくれないかも…と思ってしまった方も大丈夫です。
今から楽しい時間を共有し、やさしく、おだやかに接することで、犬の様子も少しずつ変わってきますよ。
人も何かがきっかけで分かり合えて親友になることもあるように、犬と人の関係も、いつからでも変わることができます。