犬と私 34 犬の祖先から考えるしつけ方

犬と私 34 犬の祖先から考えるしつけ方

犬の祖先であるオオカミ。

彼らが群れで暮らす様子から観察できた事は、犬のしつけ方にも大きく影響しています。

群れはアルファと呼ばれる1番力の強いものが支配をしていて、明確な序列があると言われていました。

この事から、犬も家族の中で上下関係をつくり、飼い主は舐められないように気をつけないと(飼い主の力を示さないと)、犬がアルファとなり家族を支配すると思われていました。

犬が自分をアルファと思わないように、いろいろと細かい守るべきルールがあったりもしましたね。

例えば犬の目線が飼い主の目線より高くなってはいけない、人の食事は犬より先、一緒のベッドで寝てはいけない…など。

私がこの考え方に出会ったのは、訓練所にいる時でしたから、もう15年以上前の話です。

当時、この考え方に基づくしつけ方をNHKの番組でも紹介されていて、一気に広まった気がします。

この頃のしつけ・トレーニングを思い出すと、犬との意思疎通は全然できていなかったと思います。

人の指示に従わない=人を下に見ている

という図式がありますので、力で従えようとします。

犬がうれしくて飛びついてきた→イケナイ!と叱る

犬が怖くて吠えた→イケナイ!と叱る

オスワリしなかった→イケナイ!と叱る

なぜ犬がそれをするのか?を考えることは重視せずに、一辺倒の対応です。

それでも犬は人に合わせてくれることがほとんどなので、上手く行っていたように見えていたのです。

行動だけ見れば大人しく従順で、トレーニングは成功したように見えます。

しかし、そこには犬の幸せや権利はなく、動物福祉からもかけ離れています。

序列があると思われていたオオカミも、実は群れの中で序列を作ることはなく、

血縁関係のある家族単位で協力して暮らしていると分かったのは、1999年の論文で発表されています。

間違いが訂正されてから、もうすぐ20年になろうとしていますが、知らなければ、方法を変える必要性に気づくことができません。

私も紆余曲折あっての今です。

少しでも多くの方が、動物福祉に則った方法を知り、選択して頂けるように発信を続けたいと思います。

 

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