避けられないもの~犬と私641~
犬が怖がるものを、避けて生活する。
例えば、お散歩に出ても怖がって歩かないので、お散歩に行かない。
お散歩で出会う犬に吠えるので、犬に会わない時間にお散歩をしている。
怖がって可哀想だから、ストレスがかかるからということで、避けることを選択する…
一時的に避けた方が良いときや、その子の置かれている状況を考えると避けて暮らした方が良いケースもあります。
しかし、怖がるものを普段は避けられても、365日全て避けられないこともありますね。
外が怖くても、動物病院には行かないといけない日がありますし、人が怖くても来客がある日もあります。
普段は避けているだけに、いざその苦手な状況になった時には大きく印象に残りやすく、より苦手度が高まるでしょう。
完全に避けて過ごすのが難しいことや、犬の心身の健康のためには避けずに慣れる方向へと取り組んだ方が良いことに関しては、前向きに改善策に取り組みたいです。
もちろん、ただ会わせたり、オヤツをあげたら慣れるというものでもありません。
ゆっくり焦らずに、怖がるものへの距離や場所など環境を見ながら、少ない刺激から慣れてもらえるように練習していきましょう。
例えば、私はカメムシが苦手ですが・・・5m離れていたら、なんとか大丈夫です。
3mなら、もう心はざわざわしてきます。1mなら、声をあげてその場から離れていることでしょう。
そのように、距離1つで心境も変わりますので、うちの子に合わせた刺激量を見極めたいです。
慣れてもらうには、「大丈夫だった」+できれば良い印象を。
ぜひトレーナーさんと二人三脚で取り組んで頂ければと思います。