自立心を育てる～犬と私696～
子育ての最終目標は子の自立だと言われたりしますが、犬の場合は完全に自立することはありません。
食べ物も、住む環境も、生活全般が人から与えられたものの中で生きていきます（だからこそ、人が犬を幸せにするための責任は重いですね）
しかし、犬にも自立心を育てることは大切です。
自立心が低い状態というのは、飼い主さんから離れられない、自分で解決できる問題が少ない状態であるとも言えます。
これは自信のなさにも繋がっていて、不安や緊張を感じることが多くなります。
生きていると、様々なものに適応していかなければなりません。初めて見るもの、慣れないもの、苦手なもの。
そのようなものを全て避けては生活できませんが、自立心を育てておくことで、自信がつきます。そして、慣れないもの、苦手なものに対峙するときであっても、早く適応できたり、強すぎるストレスを受けることが避けられます。
自信があり、自立心もある。そのように強く逞しく育てることが、犬の生きやすさに繋がります。
子育てを同じで、全てに手を貸すこと、先回りしてやってあげること、避けてあげることがいいとは限りません。
信じて温かく見守る。必要な手助けはする。応援する立場で寄り添うことが、犬の積極的な行動も伸ばしていくと感じています。
