指差しの実験から分かったこと

犬は人の指差しの意図を汲んで、差し示した方を見に行くことができます。

投げたおもちゃを見失ったときに、あっちだよ!と指差すと見に行ってくれるようなものです。

この指差しを理解する能力は、飼い主さんとワンちゃんの間だけでなく、初対面の人との間でも発揮できます。

一方で、飼い主さんなど親しい人の指差しであっても反応しない時があります。

これは見に行ったのに、犬が思っていることと違う結果になった場合です。

それが何度か繰り返されると、その人の指差しは信用に値しないと判断されてしまうようです。

そうなったワンちゃんも、また別の人が指差したものには反応しますので、犬は一人一人に対して、信用できるかどうかの判断をしていることになります。

当たり前ですが、改めてこのような結果を見ると、騙したり、からかったり、意地悪するような遊びや接し方はしない方がよいことが分かりますね。

 

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