犬と私 06 生まれた環境の大切さ
現在、出産・育児休暇としてトレーナーの仕事はお休みさせてもらっています。
予定日まで約2週間。
赤ちゃんはお腹の中で激しく動き、外から見てもうねっているし、いろいろな所が押されて痛く、寝ていても目が覚めます。
まさしく、こんな感じで足が飛び出てきます。(最近のアプリは可愛くて便利ですね)
元気なことは良いのですが、あまりにもポコポコ、うねうね、ゴリゴリと動くので、参ったなと思うこともあり。
そんなことを考えている時、葵も妊娠中にお腹が激しくうねっていたことを思い出しました。
悪阻もあったようで、気持ち悪かったのか、よだれが垂れていたことも。
お腹の大きなあおちゃん。
あの時はあおちゃんの大変さをあまり分かってあげられていなかったなと、後悔があります。
一度だけ出産したあおちゃんですが、母性あふれて子育てする…ことはなく、
それより私と遊びたい気持ちが勝っているようで。
約2ヶ月間、私も一緒に子育てをしました。
5頭生まれました!
毎日、体重測定。
未知との遭遇⁈ 今は21歳のポッちゃんも、当時は若いです。
目も開かないほどの小ささでも、自分でトイレにまで這っていくのはすごい!と感動。
トイレで力尽きて、寝床まで自力で帰れない子犬たち。
その子たちを救助したことも、数知れず。あおちゃんは知らん顔なのです。
子犬のお悩み上位に入るのは、トイレの失敗でしょう。
教えなくても子犬たちが、母犬のあおちゃんと同じトイレを使う姿を見て、改めて子育て環境の大切さを感じました。
寝床とトイレの区別もなく、母犬もほとんど閉じ込めっぱなしの環境では、
本来きれい好きな犬でも、仕方なく寝床で排泄するようになります。
その環境が当たり前になると、排泄物にも無頓着になり、平気でうんちの上で寝てしまったり…なんてことも。
そうなってから家に迎えた飼い主さんのお悩みと、日々の掃除やシャンプーの労力は大変なものです。
シャンプーと飛び散ったうんちの片づけから、毎朝始まるんです。
仕事から帰ってきたら、また朝と同じことの繰り返しで嫌になっちゃう。
疲れきって相談をして下さる飼い主さんを見ていると、育犬ノイローゼになってしまう気持ちも分かります。
生まれ育った環境が全てではありませんが、子犬の成長に影響するのは間違いありません。
心身ともに健康な両親犬から生まれ、飼い主さんのお家に迎えられるその日までに、十分なお世話と社会化をしてもらった子犬。
そのような子犬を迎えられるのが当たり前になるように。
愛と知識と技術を総動員して、本気で繁殖に取り組んでいるプロのブリーダーさんが増えることを願っています。
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