犬と私 19 赤ちゃんが泣き止まない時の対処法2

犬と私 19
赤ちゃんが泣き止まない時の対処法2

前回の続きです。

赤ちゃんには何をしても泣き止まない時がある。

それを知っておくことで、焦りや不安も軽くなるかもしれないというお話でした。

泣き止まない時は、イライラしたり、困り果ててしまい、ついつい「なぜ泣き止まないの⁉️」と感情を赤ちゃんにぶつけてしまうことがあります。

実際に、泣く赤ちゃんの口を手で塞いだり、赤ちゃんを縦に抱っこした状態で、激しく前後に揺さぶってしまうことが起きています。

実際にしなくても、そうしてしまった人の気持ちが分かる気がする、子育て中のお父さんやお母さんは結構おられるのではないかな?と思います。

赤ちゃんの首が前後にぐらぐらと揺さぶられると、その場では泣き止んだりすることがあるそうです。

しかしそのように揺さぶると、「揺さぶられっ子症候群※」という大変危険な状態になってしまうことがあります。

揺さぶられっ子症候群※とは?概ね生後6か月以内の新生児や乳児の体を、過度に揺することで発生する内出血などの外傷。児童虐待ともなりうるもので、乳児揺さぶり症候群ないし乳幼児揺さぶられ症候群ともいう。Wikipediaより

普段とても赤ちゃんを可愛がっている人でも、追い詰められて衝動的に、赤ちゃんにあたってしまうことがあります。

誰にでも可能性はありますので、情報として、赤ちゃんは泣き止まない時もあり、それが普通で異常ではないと知っておくこと。

また一人で抱えこまないように、心に余裕がある時から周りには助けてもらう、周りにそういう人がいない時には、お金を払って受けられるサービスの利用を考えたり、保健師さんに相談することも1つです。

DVDでは、前回の記事の5つを試してみても泣き止まず、イライラしてきたり、困り果ててしまう前に、どうすればいいか?を具体的に説明していました。

何をしても泣き止まない時にすること

  1. 泣き止まない赤ちゃんをベビーベッドなどの安全な場所に寝かせます
  2. 赤ちゃんの周りに布団やタオルなど、何もないようにします(赤ちゃんの動きによって顔に布団がかかったりする事故の防止)
  3. お世話をしていた人は、その場を離れて一息入れましょう

 

泣いたままの赤ちゃんをそのままにすることは、悪くありません。(事故防止、安全確認はしっかりしましょう)

赤ちゃんのいる部屋とは別の部屋に行ったり、一人になれる場所がなければトイレでも構いませんので、自分の心を落ち着けることを優先しましょう。

犬の場合も同じです。

何をしても鳴き止まず、吠え止まずで、イライラしたり、困り果てて追い詰められた気持ちに支配される前に、積極的に飼い主さんが自ら離れましょう。

冷静な気持ちでいられない状態の時に、なんとかして吠えやまそうとすると、大きな声で叱ったり、大きな物音を出したり、体罰をしたり…と、赤ちゃんを揺さぶってしまうような、衝動的な行動になることもあります。

そうならない為にも、犬を一人にしても安全なお部屋やサークルにいれて、自分はその場を離れましょう。

なにも永遠に放置するわけではありませんから、悪いと自分を責めずに、一旦クールダウンする時間を積極的にとって頂きたいです。

その上で、プロのトレーナーに改善策を相談されてみて下さいね。

お話は次回で終わります。

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