抱っこ問題～犬と私359～
みなさんのワンちゃんは抱っこが好きですか？
抱っこ大好き！という子もいれば
抱っこが苦手・・・という子もいますね。
抱っこが苦手な子も、大好き！とまでは
行かなくても、まぁ、悪くないかな
くらいに飼い主さんの腕の中で
落ち着けるようになるといいですね。
レッスンでも抱っこの練習をしています。
今日は抱っこを好きになるためのポイントを
いくつかご紹介します。
- 無理やり抱っこしない
- 抱き上げる時、下ろすときは丁寧に
- 抱っこの姿勢はおすわりの角度に
１．無理やり抱っこしない
当たり前ですが、抱っこを嫌がって逃げたり
後ずさりをするときに、そのまま捕まえて
抱っこしてしまうのはNGです。
繰り返していると、
どんどん捕まらなくなりますし
身を守るために、唸ったり噛んだりすることも
出やすい状況です。
どうしても抱っこする必要があるのであれば
オヤツをあげながら抱っこしましょう。
その時に抱っこをする必要がない
（人が抱っこしたいだけ）なのであれば
無理に抱っこはせずにいるのも優しさです。
また別の機会に、抱っこが好きになる練習をしたいです。
２．抱き上げるとき、下ろすときは丁寧に
体重の軽い小さなワンちゃんですと
簡単に抱っこできてしまいますね。
さっと掬うようにして持ち上げて、
勢いよく下ろしていると・・・
犬からすると逆バンジーとバンジージャンプ状態！
意識的にゆっくり抱き上げて、
下ろすときに４つの足が床に着くまで
離さないようにしましょう。
途中でピョンと飛び降りて
足を痛める事故は簡単に起こります。
３．抱っこの姿勢はおすわりの角度に
抱っこをしたら、鏡でワンちゃんの姿勢を
確認してみてください。
いわゆる縦抱きになっていませんか？
（上、タイトルの写真は縦抱きです）
人の子どもように縦に抱っこしていると
犬の腰には負担がかかります。
おにぎり三角、床でおすわりをしている時の
背中～お尻のカーブをイメージしてください。
この姿勢で抱っこしてあげられると、
安定して身を任せてくれやすいです。
おまけ。
抱っこの時は、犬と向かい合って
脇に手を入れる形で持ち上げていませんか？
犬は人のように横に腕が広がりません。
（犬の足の動きは前後）
子どもを抱くように正面から、
脇に手を入れて持ち上げると
痛いときもあります。
犬の横から抱っこしてあげるように
してみてくださいね。
抱っこ１つも考えてみると
あれこれ気をつけてあげたい事があります。
抱っこ！と手を差し出すと
懐に飛び込んできてくれるような関係に
なれると素敵ですね。
