遊びで接触に慣れる〜犬と私704〜
飼い主さんの足の間をぬうようにして動く8の字股くぐりや、ショート動画で流行っているような、人が指で作った丸👌に鼻を突っ込んでくれる可愛い仕草。
このような遊びを通じて、人との身体的接触に鈍感になることができます。
首輪やハーネスをつけられることが苦手、抱っこをしようとすると逃げる、触ろうと手を伸ばすと後退り…
このような触れられることに敏感なワンちゃんは多いですが、日々暮らしの中で触れることによって行う不可欠なお世話がありますので、少しでも軽減してあげたいです。
そうしないと、日々犬も人もお互いにやりにくさや、ストレスを感じてしまうからです。
リードやハーネスの付け方、抱っこの仕方、そして遊びを通じた接触の方法は、こちらの手はこうして…ここは、動かさないで…などコツがあります。
そのコツを知っているトレーナーさんに、ぜひ指導を受けていただきたいと思います。
できていると思っても見てもらうと、もっと良くなるポイントを教えてもらえますよ。
ハーネスのつけ外し1つとっても、技術でもありますから、コツを知って見てもらって、修正してもらいながら、練習あるのみです。
毎日のことなので、練習すれば息の合った動作がお互いにできるようになります。
飼い主さんの足の間を前から、後ろからとトンネルのようにくぐり抜けることはできますか?
最初はオヤツを持って誘導しても構いません。
上手になってきたら、少し足の幅を狭くして身体に足が触れるようでも気にせずくぐってくれるでしょうか?
くぐり抜けるだけでなく、足の間で止まってもらうことができると、お散歩の狭い道で車をやり過ごす時などにも役立ちます。
まず行動を教えて、形ができてから言葉による合図をつけていきましょう。
腕全体で輪っかをつくり、そこに顔を突っ込んできてもらう遊び(犬と肩を組んでいるみたいになります)も、可愛いだけでなく、ハーネスや服など頭を通して身につけるものに役立ちます。
いろいろなものに頭を通せるようになっておく、鼻をつっこめるようになっておくことは、エリザベスカラーや口輪の練習にも役立ちます。
まずは純粋にワンちゃんと楽しむ遊びだと思って、いろいろな動きに挑戦してみてくださいね。