止める対応も大切〜犬と私553〜
子どもがお店で騒いたり、走り回っているのを、静かにしなさいと注意して止めるように、犬にも時には止める対応が必要になります。
例えば、興奮しすぎたりパニックに近い状態で吠えているときには、放置してもなかなかおさまりません。
また、叱ったとしても余計に興奮を助長するか、予期せぬネガティブな学習をさせてしまう可能性もあります。
叱らなくても大丈夫ですので、ただ止めましょう。その場を連れて離れることも時には必要です。
騒いで収拾のつかない子どもを、一旦その場から連れ出すのと同じです。
何も対応しないのは、その状況を飼い主さんも肯定しているのと同じです。
子どもへの対応と違うのは、言葉であれこれ注意しても、逆効果、悪影響だったりしますので、態度で示す(目の前に立つ、視線を遮る、距離を少し取る、その場を連れて出るなど)することです。
最終的には同じ状況であっても、落ち着いていられるところまで、少しずつ練習していけるといいですね。
すぐにその場を立ち去って終わり!の繰り返しでは、いつまで経ってもどう振る舞えば良かったのか?を学習できません。
ダメなことを止める時には、必ずセットでどうすれば良かったのか?まで教えてあげたいです。
すぐには難しいと思いますので、繰り返し根気よく伝えていきましょう。